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Butterflies Are Free : 裏方の日々(1) 

舞台鑑賞好きの私の日常。

裏方の日々(1) 

2014年02月22日(土) コメント:0 トラックバック:0

1月末に二人会の開催日決定。
以来、漠然とではあるが、チラシのデザインを常に頭の片隅で考えている。
これまでは独演会(主演一人、ゲスト一人)だったのだが、
二人会となるとデザインもそれらしいものにする必要があるだろう。

とりあえず必須情報(日時、場所、演者、料金、会の形態、連絡先)が記されていれば、
最低限、チラシの役目は果たされる。
それに演者の写真か似顔絵でもあしらってあれば、一応の体裁は整う。
実際、演芸の会で受け取るチラシの多くはそういう作りだ。
それで、会の告知という目的は達せられるのだから問題はないとは思う。

しかし、一観客の立場で見ると、それだけではちょっと寂しい、なんとなく物足りない。
せっかく演芸の会の告知をするのであれば、どこかに、おかしみ、を加味してほしい。
デザインに遊び心があったら、もっと楽しい。
だから、たまに、そういうチラシに出会うととても嬉しくなる。
具体例を挙げるなら、ダメじゃん小出さんの会のチラシなどはとても好みだ。
(あくまでも個人的な趣味なので、他のみなさんがどう思われるかはわかりません。)

さらに言わせてもらえば、単なる情報告知の媒体としてだけでなく、
一枚の絵として眺めていたくなるものであれば最高だ。
そういう意味では、バロンさんの会のチラシは理想的だと思う。
(バロンさんは演芸の人というよりは、音楽を中心に活動している舞台の人だが。)

要するに、面白くて美しいチラシのほうが目をひくし、お客も喜ぶということだ。
もちろん、その会に関心があれば、デザインがどうであれ、会場には出向くのだが。
しかし、可能であれば、無味乾燥なものよりは、会のエッセンスが詰まった、
サービス精神溢れたチラシのほうが望ましい。
そういうチラシなら、受け取った瞬間から、その会の愉快な気分に浸ることができる。
ある意味、会はチラシを手にした時から既に始まっている、とも言える。

以上は、理想論である。
到達できたかどうかは別として、過去二回、少なくとも心意気だけは
そういう路線を目指してチラシを作成した。
(何箇所かで脱線したという自覚はある。)

そもそも、両演者ともご自身主催の会等では、自らチラシ作成を手がけるほど絵が達者なのに、
おそらく会関係者の中では、もっとも画才の不足している主催者がデザインをするなどは
無謀というほかはない。
なにしろ、まったくの素人なのだから。

では、なぜそんなことをするのか。
その第一の理由は、それだけの資金がないからである。
身も蓋もない言い方ではあるが、それが事実だ。
デザインを専門家に頼むほどの余裕はないのだ。
チラシ作成に限らず、一個人で会を開く以上、
とにかく、できることは全て自分でやるしかないのである。

第二の理由は、会に対する思い入れゆえである。
仮に当方が経済的に恵まれていれば、デザインを専門家に依頼することもできる。
演者の基本情報(プロフィールなど)や、こちらの要望(どのようなデザインにして欲しいかなど)を
伝えれば、いかにもプロらしい整ったチラシが完成するはずだ。
しかし、そのチラシが果たして、お客の心を強くつかむものになりうるかと言えば、
そうはならないような気がするのだ。

チラシのデザイナーが「演芸好きで、両演者の舞台も何度も目にしてる」という人物であれば、
きっと会にふさわしいチラシを作成してくれるだろう。
しかし、そんな人が見つかる可能性はほとんどないのではなかろうか。
演芸好きというだけなら、ある程度の数はいることだろう。
関東在住であれば「東の君の舞台を見た」という人も存在すると思う。
しかし、「両演者の舞台を見て、どちらにも等しく関心を持ち続けている」というデザイナーとなると、
(少なくとも私が探せる範囲においては)おそらく見つけることは難しいだろう。

うまい下手は別にして、作品には作り手の思いが表れる。
ゆえに、たとえどんなに綺麗で洗練されたデザインであっても、
対象に思い入れがない人が手がけた作品は、受け手の心に強く響くことはない。
(必要情報は伝わるだろうが。)
私はそう思っている。

そうであれば、たとえ素人であろうと、主催者自らがチラシを作成したほうが手っ取り早い。
会に対する思い入れは最も強いのだから。
(愚直なまでの思い入れがなければ、こんな会は開けない。)
上記のような奇特なチラシデザイナーを探すよりは、現実的な方法だ。

というわけで、お金があろうとなかろうと、チラシ作成は
今回も不肖の主催者である私が責任を負うと決心したのである。

実は、これは、なかなか覚悟がいることなのだ。
と言うのも、チラシに作り手の思い入れが表れるということは、
その人間の心根がそっくり写されてしまうということでもあるからだ。
正心であれ邪心であれ、そのまま紙面に反映される。
前者の場合はよいが、後者の場合は恐ろしいことになる。

そのチラシを見ていると非常に嫌な心持ちになるのだ。
(決して公序良俗に反するような内容ではない。
チラシの中身自体に問題はない。
しかし、目にするとぬぐいようのない不快感を覚える。
私には、そういう経験がある。)
要は、作り手の下心のようなものが紙面に表れるため、
それがストレートに受け手に伝わるのだ。
チラシの紙面はごまかしがきかない。
だから怖い。

それらを全て承知した上で、これからチラシ作成に取りかかるのだ。





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